フロントラインスプレーについて
フロントラインスプレーは、犬の全身に噴霧して投与する、スプレータイプのノミ&ダニ駆除薬。即効性と持続性に優れているので、たくさんノミやダニが寄生している場合でも、すぐに落とすことができ、しばらくそれが持続します。フロントラインシリーズは、世界113カ国以上で愛用されているロングセラー商品として有名です。
生後2日齢の生まれたての子犬から使用できるほど安全性に優れていて、体重や月齢に関係なく、ノミ・マダニ対策に活用できます。シャンプーや水浴をしても効果がなくなることはありません。また、ノミやマダニのみに強く作用し、犬や猫、人間などの哺乳類には悪影響のない安全な薬です。
即効性・持続性・安全性・使いやすさ、すべてにおいて信頼できるフロントラインは、世界中の獣医師やペットオーナーから高く評価されている駆除薬です。
しかし、有効成分であるフィプロニルは、自然界に存在しない化学物質。哺乳類にとっては無害でも、地球の生態系に影響を及ぼす可能性がある成分であることを知っておきましょう。
フロントラインスプレーの効果・効能・有効成分
フロントラインは、投与後24時間以内に寄生するノミをほぼ100%駆除します。ノミの成虫が産卵するまでに必要な時間は、24〜48時間といわれています。フロントラインはノミの成虫を産卵前に駆除できるので、愛犬に寄生しているノミのライフサイクルをしっかりと遮断します。
また、48時間以内に病原体媒介になるマダニのほとんどを駆除して、ダニ媒介性疾患を防ぐことができます。ダニには1カ月間(3〜5週間)、ノミには2カ月間(1〜3カ月)の効果が持続します。
フロントラインスプレー有効成分は、フィプロニルです。
フィプロニルについて
フィプロニルは、ローヌ・プーランが開発した、「フェニルピラゾール系殺虫薬」の1つです。虫の中枢神経に働きかけて、ノミ、ゴキブリ、アリ、アルゼンチンアリ、シロアリなどを駆除します。
フィプロニルは、完全な化学合成品です。自然界には存在しない物質のため、土壌で分解されることがなく、そのまま生態系へ影響をもたらします。愛犬の駆除薬として使われるフィプロニルの量は本当に微量なものですが、自然環境の中で着実に蓄積されていく物質だということを忘れないでください。
フロントラインスプレーの安全性について
ノミやマダニの駆除薬として有名なフロントラインのスプレータイプです。
有効成分はフロントライン共通のフィプロニルというものです。
安全性については東京都の調査で、13週おきに体重1?あたり910mgのフィプロニルを与えると(経口)中毒の可能性が出るとされています。
フロントラインスプレー100ml中には250mgのフィプロニルが含まれています。
と言うことは250mlのスプレー1本には625mgのフィプロニルが含まれていますから、1本丸々飲んでしまっても危険性は極めて低いということになります。
またスプレータイプの特徴として妊娠中や授乳中の母犬はもちろん、生後2日の子犬に対しても安全性が確認されており使用可能という点でしょう。
これは毛の根元まで湿る程度にスプレーするとは言え、犬の体全身にスプレーすることにより薄く広く塗布するためで、肌に直接しかも狭い範囲に垂らすのではないので、犬への負担が極めて小さくなるからです。
薄く広くといっても効果は同じで、即効性や持続性そして安全性も保たれていますので、スプレータイプは特に使いやすいお薬となっているのです。
肌が敏感な愛犬にはスポットンタイプより、このスプレータイプのほうがより安全にご使用いただけるはずです。
フロントラインスプレーの使用方法
ボトルの扱い方
1.手のひらで、安全キャップを上から押さえながら左に強くまわすと、キャップが外れます。スプレーポンプをボトルに差し込み、右に回してしっかり固定してください。
2.スプレーノズル(ポンプの先端部分)を矢印の方向(左側)に少しまわすと、噴霧します。さらに左にまわすと、徐々に「噴霧」から「噴射」に変わります。犬の足など、狭い部分へスプレーするときに調整してください。使用後は、スプレーノズルを必ずもとの方向にまわして「OFF」の位置まで戻してください。
スプレーの仕方
1.犬を押さえる
スプレーしやすいように、首輪などを持って、ワンちゃんをやさしく押さえてください。誰かに手伝ってもらうと投薬しやすくなります。
2.毛の付け根に向けてスプレーする
スプレーボトルをまっすぐに持ち、愛犬の体から10〜20cm離して、毛を逆立たせるようにしながらスプレーします。
※スプレー液が毛の付け根まで湿るようにしましょう。
3.腹部、首、前・後足、尾にも忘れずスプレーする
※犬の目や口、粘膜などには直接噴霧しないでください。腹部にスプレーするときは、ワンちゃんを仰向けにするか、座らせるようにします。
4.自然乾燥させる
ドライヤーなどを使わず、換気のよい場所で自然乾燥させてください。
フロントラインスプレーの副作用
フロントラインスプレーに使用されている有効成分フィプロニルは、犬や人にとっては無害ですが、「自然界の生態系を破壊する」という副作用が考えられます。
※日本でフィプロニルを農薬として水田に使用した地域では、赤とんぼの幼虫のヤゴを1000分の1(0.1%)にまで激減させ、「赤とんぼのいない里」を作ってしまったことが報告されています。
※またEU諸国では、ミツバチが激減してしまった原因のひとつがフィプロニルであると考えられ、農薬への使用が禁止されています。
フロントラインスプレーの使用上の注意点
- 屋外、または換気のよい場所で使用してください。
- スプレーするときにはゴム手袋を着用します。
- フロントラインを スプレーするときは、なるべく吸い込まないように注意しましょう。
- フロントラインスプレーを投与した後は、被毛が乾くまで(最低30分間)は、火気または熱源から犬を遠ざけてください。
- フロントラインスプレーを使用中は、喫煙や飲食は控えます。
- 愛犬が殺虫剤またはアルコール過敏症である場合は使用しないでください。
- 使用後は、石けんで手をよく洗いましょう。
フロントラインスプレーの口コミ感想をまとめています。
フロントラインスプレーを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
スポットタイプを使って対策してたのですが、足首を噛まれてしまい「もしや足まで成分が行き渡ってない?」と思いスプレータイプにしました。それからは全く噛まれないし付着しているのも見ないのでこれにして大正解でした。
部分使いが出来るのがフロントラインスプレーの良い所だよね。スプレーでシュッシュするだけだからめっちゃ簡単。しかもかなりコスパが良い!うちは中型犬2頭と猫がいるから抑えられるとこはなるべく抑えたいんだよね。
こないだ散歩終わりに愛犬にマダニが付いているのを発見しすぐにスプレーしました。少ししたらポロっとキレイに取れて、フロントラインスプレーの効果の高さを実感しました。即効性を求めるならこちらの商品はかなりオススメです。
我が家は幼児がいるのでいくら言い聞かせても、スプレーした直後の愛犬を触ろうとするので少し使いにくい。幼稚園に行っている間に全身にスプレーしてあげています。ちょっとした時に使う場合はとても便利な薬だと思います。
初夏から秋にかけてはフィラリアとノミマダニの予防が一緒になっているネクスガードを使っていますが、その他のシーズンはフロントラインスプレーです。初めて使った時はどのぐらいスプレーした方が良いのか加減が分からなかったです。
生後2日の赤ちゃん犬でも使えるぐらい安全なフロントラインスプレーですが、うちの子が舐めようとするので心配です。あまり良くないと思うので乾くまでは注意して見ています。これだと地肌が赤くならないので助かってます!
・多頭飼いだとコスパが良い
・部分使いが出来て便利
・スポットタイプだと足首まで薬液が浸透しているか不安
・生後間もない仔犬でも使用可
等の理由からあえてスプレータイプを選ぶ、他の薬と併用するなど様々な使い方が出来ます。一方メリットだけでは無く小さなお子さんがいる家庭では、薬剤が乾くまでの間触らせないようにする苦労もあるようですね。