フロントラインスポットオンについて
フロントラインスポットオンは、犬の首筋(肩甲骨の間)に垂らして投与するタイプのノミ・ダニ駆除薬です。滴下された成分が体表の皮脂腺を伝わって全身にいきわたり、体表や皮毛に寄生しているノミやマダニを一掃します。
フロントライン製品は、世界113カ国以上で愛用されています。現在までに10億回以上の投与実績があり、日本・世界ともにNO.1の人気を誇る信頼ブランドです(※富士経済〈2008〉、WOOD MACKENZIE〈英国.2008〉調べ)。中でもフロントラインスポットオンは、このシリーズの土台となる、定番のロングセラー商品です。
有効成分であるフィプロニルは、寄生虫の中枢神経に働きかけ、ノミやマダニを死滅させます。その強い殺虫力にもかかわらず、犬や人などの哺乳類には影響がありません。
そのために10週齢以上の子犬(体重2kg以上)から安全に使用できます。一度滴下すると1ヶ月以上効果が持続し、定期的な水浴やシャンプーも気にせずに行えます。
「安全性」「持続性」「即効性」すべてにおいて優れているフロントラインですが、その成分のフィプロニルは、自然界に存在しない化学物質です。ペットの駆除剤として使用されているフィプロニルはごく少量ですので直接的な影響はありませんが、多く貯蓄されれば環境汚染につながることも。
哺乳類にとっては無害なフロントラインも、地球の生態系に影響を及ぼす可能性を持つ駆除剤だということは、覚えておきましょう。
フロントラインスポットオンの効果・効能・有効成分
フロントラインスポットオンは、寄生するノミ成虫を12〜18時間以内に、マダニを48時間以内にほぼ100%駆除します。また、寄生した成虫を産卵前に100%駆除できるので、ノミのライフサイクルを遮断することができます。
成虫駆除効果は、ノミの場合は約2ヵ月間、マダニの場合は約1ヶ月間持続します。10週齢以上の子犬(体重2kg以上)から使用できる、安全な商品です。
フロントラインスポットオンの有効成分は、フィプロニルです。
フィプロニルについて
フィプロニルは、ローヌ・プーランが開発した、「フェニルピラゾール系殺虫薬」の1つです。虫の神経伝達物質「GABA」に働きかけて、ノミ、ダニ、ゴキブリ、アリ、アルゼンチンアリ、シロアリなどを駆除します。
ゴキブリやアリの場合、その死骸やフンを摂食した巣の仲間にまで効力を発揮する、強力な殺虫作用があります。
フィプロニルは、完全な化学合成物質です。自然界には存在しない成分で、そのまま残留してしまうため、環境を汚染し、生態系へ影響をもたらす可能性があります。愛犬の駆除薬として使われるフィプロニルの量は本当に微量なものですが、こういったリスクを伴う商品だということは覚えておきましょう。
フロントラインスポットオンの安全性について
フロントラインスポットオンは肩甲骨の間の首筋へ垂らすだけで、24時間以内に成分が全身に行き渡ってノミやマダニを駆除できる薬品です。
有効成分はフロントライン共通のフィプロニルというもので、安全性については東京都の試験により、13週毎に体重1?あたり910mgのフィプロニルを経口により与えると中毒の可能性が出るとされています。
ちなみにフロントラインスポットオンには100mlあたり10gのフィプロニルが含まれています。
フロントラインスポットオンのSサイズ(10?未満)の1ピペットは0.67mlですから67mgのフィプロニルが含まれていることになり、1ピペットをそのまま飲んでも安全だと言うことがお分かりいただけると思います。
フィプロニルはノミやマダニにのみ強く作用する成分でですから、犬にも人間にも安全性が大変高いのです。
妊娠中や授乳期の母犬はもちろん、生後10週の子犬へ投与した場合の安全性も確認されています。
フロントラインスポットオンの使用方法
1.ピペットを取り出す
2.切れ込み線部分を折り、封を切る
※白い面を自分の体の方に向けて折ると、薬液が飛び散りません。
3.愛犬の首筋部分(肩甲骨の間)に滴下する
※皮膚が見えるように犬の皮毛をかき分けて、薬液を直接皮膚の上に滴下してください。
※大型犬の場合は薬液が流れやすいので注意してください。
4.投薬の確認
※ピペット内に残留がないかを確認し、用量すべてを使い切ってください。
フロントラインスポットオンの副作用
フロントラインスポットオンに使用されている有効成分「フィプロニル」は、犬や人などの哺乳類にとっては無害ですが、虫にとっては非常に強い効力を発揮します。そのため、「自然界の生態系を破壊する」という副作用が考えられます。
※日本でフィプロニルを農薬として水田に使用した地域では、赤とんぼの幼虫のヤゴを1000分の1(0.1%)にまで激減させ、「赤とんぼのいない里」を作ってしまったことが報告されています。
※またEU諸国では、ミツバチが激減してしまった原因のひとつがフィプロニルであると考えられ、農薬への使用が禁止されています。
フロントラインスポットオンの使用上の注意点
- 内容液を直接手で触らないようにしてください。
- 滴下するときは、喫煙や飲食は控えましょう。
- 愛犬が殺虫剤またはアルコール過敏症である場合は使用しないでください。
- 使用後は石けんで手をよく洗いましょう。
- 本剤使用前後2日間は、愛犬の水浴・シャンプーは行わないでください。
- 衰弱、高齢、妊娠中、授乳中の犬、あるいは薬物治療を受けている犬へ使用する場合は、前もって獣医師に相談してください。
フロントラインスポットオンの口コミ感想をまとめています。
フロントラインスポットオンを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
うちの子はフロントラインプラスを使って皮膚が赤くなったので、口コミを見てスポットオンに切り替えました。「今度は大丈夫かな?」とドキドキしながら愛犬に投薬しましたが、普段と変わらない元気な様子に安心しました。
口コミもっと早く見とけば良かった!ホームセンターで買ったノミダニ対策グッズ全く効果無くってお金をドブに捨てた気分。やっぱり医薬品が一番。フロントラインは病院にも必ず置いてある安心のブランドだし効果が違うね。
今まで病院で処方してもらっていたけどネットだとびっくりするぐらい安く買えるんだね。思わず実家の母の分も一緒に購入。使ってみても病院で出されるのと違いはないし、しっかりノミダニから我が子を守ってくれました。
病院ではフロントラインプラスしか置いて無かったのでここで購入出来てすごくラッキーでした。ノミマダニに特化しているのでフロントラインプラスと比較すると、シラミに対する効果が薄めなのがちょっとしたデメリットかな。
愛犬はやや乾燥肌なのでスポットタイプは薬剤の広がりが悪いです。1カ所だけにすると上手くいかないので3、4カ所に分けて投薬すると良い感じです。正しく使えば駆除率95%にもなるそうなのでノミマダニ対策はこれに決めています。
フロントラインスポットオンは卵には効かないそうです。ですが周年投与している我が家はそこまでデメリットだとは感じていません。田舎に帰省した際うちの犬だけはノミマダニの被害に遭わなかったので、よく効いていると思います。
卵には効果が無い、シラミに対する効果がやや劣る点はデメリットではありますが、ノミマダニに対する駆除効果はとても高く、周年投与している場合ほとんどデメリットにはならないですよ。