テルビナフィン錠250mg (PC00860)
テルビナフィン錠について
テルビナフィン錠は水虫、白癬菌等による皮膚感染症の治療薬として定評のあるラミシールと同等の効果があるジェネリック医薬品です。タブレットタイプの経口投与薬となっています。
白癬菌は特別感染力の強いものではありませんが抵抗力の弱い老犬や仔犬に多く、成犬でも体調を崩している時には感染のリスクが高まります。感染経路として穴掘りが好きな犬だと土の中に潜在する胞子菌によるものや、既に水虫に感染している飼い主とのスキンシップ等が挙げられます。
- 温度26度湿度70%以上の高温多湿な環境を好む。
- 人間だと足に症状が出る事が多いですが犬は全身に症状が表れます。
- 条件さえ揃えば部屋の片隅で1年間は生存する。
- 完治に時間がかかる
- 犬から人へまたは人から犬へ感染します。
白癬菌は上記の特徴がありますのでまずは感染予防を徹底する事が肝心です。
抑えてもらいたいポイントは清潔・乾燥・隔離です。シャンプーの際は薬浴や薬用シャンプーを選びシャンプー後はしっかりと水気を拭きドライヤーで乾かします。また感染後はリネン類の共有を避ける必要がありますが白癬菌は水に流れるので洗濯物は分けなくても大丈夫です。多頭飼育下では感染犬の隔離・場合によっては他の犬へも薬を投与する事もあります。
その他にも白癬菌は皮膚の角質と共に床に落ちるのでこまめに掃除をするのも重要となります。
感染すると犬は湿疹、円形脱毛症、痒み、皮膚の発赤等の症状が現れます。テルビナフィン錠で一刻も早く治療してあげましょう。
テルビナフィン錠の効果・効能・有効成分
テルビナフィンは細菌の繁殖を防ぐ効果に優れた抗真菌薬で、白癬の内服療法が可能な薬は本剤とイトラコナゾールだけです。一般的には人間の真菌感染の治療に用いられますが犬にも効果的に作用するので広く使われています。
体の内側から症状の改善を促すので塗り薬ではあまり効果の無い皮膚疾患や外用療法は難しい部位の治療に向いています。具体的には水虫、白癬等の皮膚感染症の治療に有効とされています。
- テルビナフィン
テルビナフィンは真菌細胞内への移行性に優れ腸に吸収された後に爪・皮膚角質から真菌細胞内へと移動し、そこで真菌の細胞膜を構成する成分を阻害・含有量を低下させる事で真菌細胞膜を破壊します。またアリルアミン系の抗真菌薬の特徴として強い抗真菌活性を持ち幅広い抗真菌スペクトルを示します。これらの働きにより皮膚真菌症の原因である白癬菌、カンジダ菌等の繁殖を抑制するので真菌が原因となっている皮膚病の治療に使われます。
他にもテルビナフィンは低濃度で高い抗真菌効果を発揮するので飲み薬だけでは無くクリーム、液剤、スプレー剤にも活用されている成分です。
テルビナフィン錠の安全性について
テルビナフィン錠はラミシール錠のジェネリック医薬品で、真菌(カビ)による疾病に使われるお薬です。
テルビナフィン錠(ラミシール錠)と言えば、やはり水虫のお薬というイメージが強いですね。
水虫は白癬菌という真菌が起こす疾病です。
犬もこの白癬菌による爪の水虫にかかることがあります。
またその他にも真菌によって引き起こされる皮膚病、犬のカンジダ症の治療にも用いられます。
テルビナフィン錠の成分はテルビナフィンで、真菌(カビ)を包む細胞膜にダメージを与えることによって真菌(カビ)を破壊し、増殖を止める働きがあります。
通常はテルビナフィン配合の外用薬を使用しますが、この外用薬では効果が認められない場合に内服薬であるテルビナフィン錠(ラミシール錠)を使用します。
経口投与することにより患部への貯留性によって、外用薬以上の効果が期待できます。
塗り薬の場合は特に注意点はありませんが、重度の肝障害がある場合には、このテルビナフィン錠(ラミシール錠)の服用は避けてください。
テルビナフィン錠の使用方法・飲ませ方
犬の病状、体重によって用法用量が異なります。必ず医師の指示に従ってご使用下さい。
白癬菌はカビの一種で一度感染すると完治までに時間がかかります。一見すると治ったように思える場合でも潜伏している可能性があるので服用期間を守るようにしましょう。
食事に混ぜて服用させるのが一般的な方法ですが嫌がる犬には缶詰等の柔らかいものと一緒に与えると錠剤に気づかず丸呑みしてくれます。また少量でしたらニオイの強いチーズに包むのも良いでしょう。
テルビナフィン錠の副作用
下痢、嘔吐、炎症による腹部の腫れ、失神、眩暈、吐き気、食欲不振、体重減少等があり特に肝障害、血液障害の副作用には注意が必要となります。
これ以外にも服用後に何らかの異常が見られた場合すぐに使用を中止し獣医の診察を受けて下さい。
テルビナフィン錠の注意点
- 小児の手の届く場所に置かない。
- 直射日光を避け冷暗所で保管する。
- 経口薬以外の目的に使用しない。
- 配合されている成分に対し過敏症の既往歴がある犬へのご使用は控えて下さい。
- 薬の服用を途中でやめない。改善されたように見られても獣医が指示した期間必ず服用して下さい。
- ペットによっては投与後に発疹・痒み等のアレルギー反応が起きる可能性があります。
テルビナフィン錠の併用禁忌薬
本剤と併用する事で免疫抑制剤のシクロスポリンの効果を弱める恐れがあります。
胃薬のシメチジン、抗真菌薬フルコナゾールとの併用は本剤の効果を弱める恐れがあります。
この他の医薬品またはサプリメントを併用させる場合にも必ず獣医に相談してから行って下さい。
テルビナフィン錠の口コミ感想をまとめています。
テルビナフィン錠を使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
塗り薬だとかなり塗りにくい部位から白癬菌が検出されたので飲み薬を病院から処方されましたが、仕事の都合で次回からの通院が難しくこちらで購入させて頂きました。輸入商品ですが効果効能は処方される薬と全く変わりませんよ。
先週ワンコをペットホテルに預けたら数日後にお腹の辺りが円形脱毛になっているのを見つけてテルビナフィン錠を飲ませました。少しジュクジュクになりかけていた皮膚も今ではすっかり元通り!お手頃価格なのも嬉しいです。
保護活動をしているととにかく皮膚疾患を抱えている仔が多いから安く手に入る薬は有り難い。白癬菌は1匹が持っていると他の犬にも移りやすいのでうちの常備薬の1つです。痒みと発疹を素早く鎮める良いお薬ですね。
自分の確認不足だけど個人輸入ってけっこう時間がかかるんだね。利用したのが初めてだったから知らなかったよ。結局病院に行っちゃったけど一週間分しか処方されなかったから無くなり次第テルビナフィン錠に切り替え予定です。
愛犬は私達の足を舐めるクセがあって特に水虫持ちの父の足がお気に入り。当たり前だけど移っちゃって大慌て!薬を飲ませるのは大変だったけどテルビナフィン錠のおかげで日に日に良くなっているのを実感しているよ。
我が子の体に数か所かさぶたの様なものがあり引っ張ってみると毛と一緒に剥がれていく。これはもしや白癬菌!?と思いこれを飲ませて2週間経ちましたが白癬菌は頑固なようでかなり改善されましたがまだ時々痒がります。
白癬菌は密接性の高い環境下(ペットホテルペットショップ等)で集団感染するケースが多く一度感染すると治療が長期化する厄介な皮膚疾患です。予防ももちろん大切ですが感染が確認された後は症状が改善されても途中で服用を中止せずに治療期間を厳守する事で再発防止に繋がります。