ノバモックスについて

ノバモックスはシプラ社が製造しているシロップ剤で日本ではサワシリン、パセトシンと呼ばれています。主成分としてアモキシシリンを有し殺菌作用に非常に優れているので多くの細菌感染症に対する第一選択薬として活躍しています。
細菌が体に侵入すると皮膚の炎症・化膿、発熱、痛み等が引き起こされますが、実はこの反応は体外から侵入してきた細菌・異物から体を守る為に元々備わっているシステムでもあるのです。
病原微生物によって損傷を受けるとその部位に炎症が生じます。ダメージを受けた組織は体の防御機能が働くように様々な物質を送り出しますが、この炎症によって作られる多くの物質は神経を刺激するので痛みを伴います。また炎症時は供給する血液量が増え感染部位周辺は赤くなり熱を持ちます。細菌による感染症が痛み、熱、腫れ等の症状を引き起こすのはこの為です。
そんな体の中で悪さをする細菌に対しノバモックスは細胞壁の合成を阻害し原因菌を効果的に殺菌します。病原菌が死滅すれば自然と腫れや熱等の症状は治まります。
身の回りにはあらゆる菌が存在し皮膚は常日頃から細菌に接触していますが、通常は細胞を守るバリア機能によって傷口等から細菌が体内に入っても感染症を引き起こす事はありません。
ですが免疫力・体力の低下した状態、特に仔犬や老犬だと重症化のリスクが高まるので早めの処置が必要になります。その点ノバモックスが手元にあれば年末年始等で動物病院が長期休暇でも安心ですね。

ノバモックスの効果・効能・有効成分

犬の体内に病原微生物が侵入する事で腫れ、赤み、化膿、痛み、熱が生じます。具体例として歯の化膿、膀胱の炎症、皮膚の感染症等が挙げられます。これに対しノバモックスの高い殺菌作用によって病原菌を素早く死滅させ症状を改善します。
幅広い抗菌スペクトルを有していますが感染症の原因になる病原微生物である細菌、真菌(カビ)、ウィルスの内ノバモックスが有効なのは細菌によるものだけです。

• アモキシシリン

ペニシリン系の抗生物質でグラム陽性菌を中心に様々な細菌による感染症の治療に用いられます。このアモキシシリンは細菌の細胞壁の合成を阻害する作用があるので細菌の殺菌性に優れた成分です。またこの成分はウィルス性の感染症には効果がありませんが細菌による二次感染やその予防の目的にも使われます。
(有効な菌種)ブドウ球菌、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌等
(無効な菌種)緑膿菌、セラチア等

ノバモックスの安全性について

ノバモックスはサワシリンのジェネリック医薬品です。
様々な細菌を殺菌する薬のため、幅広い使われ方がされています。

ノバモックス(サワシリン)の主成分はアモキシシリンで、ペニシリン系の代表的な抗生物質であり適応菌種がたいへん多いのが特徴です。

その幅広い適応菌種を生かして、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎といった呼吸器疾患から中耳炎やピロリ菌の除去、梅毒や淋菌感染症などの性病にも使われます。

犬の治療では細菌の感染が原因の、歯の化膿や膀胱の炎症、皮膚の感染症などに用いられます。

気になるのはその安全性ですが、ノバモックス(サワシリン)の主成分であるアモキシシリンはペニシリン系のため、アレルギー疾患がある場合には用いません。
副作用としては下痢が見られる場合があります。
これは薬の殺菌作用が効くために、腸内細菌のバランスが崩れるためであり特に問題となるものではありません。

使用方法や用量などを守って使用する限りは、特に安全性を損なうことはありません。

ノバモックスの使用方法・飲ませ方

(通常の感染症場合)
1キロあたり10〜20mgを1日に2〜3回に分けて与えて下さい。
(重度の感染症の場合)
1キロあたり22〜50mgを1日3回に分けて与えて下さい。
用法用量はあくまで目安ですので獣医の指示に従ってお使い下さい。
液状の飲み薬はスポイト等を使って投薬します。ポイントは犬の口の端から流し込み犬の顔を上に向けて飲み込ませる事です。この時に大量の薬を1度に入れると上手く飲み込めないので犬の様子を確認しながら少しずつ与えます。

ノバモックスの副作用

血圧低下、発疹、痒み、喉の渇き、下痢、腹痛、食欲不振、むくみ、吐き気等があります。
極めて稀ですがその他に腎不全、血液障害、皮膚障害、大腸炎の報告もあります。
また腎臓の悪い犬、高齢の犬は副作用が出やすい傾向があるので注意して下さい。
上記以外にも何らかの異常が起きた場合すぐに使用を中止し獣医の診察を受けて下さい。

ノバモックスの注意点

• アモキシシリンやペニシリン系の抗生物質に対して過敏症の既往歴がある犬への使用はお控えください。
• 直射日光を避け冷暗所で保管する。
• 小児の手の届く場所に置かない。
• 喘息、蕁麻疹等のアレルギー性の持病がある犬や妊娠中の犬への使用は慎重に行って下さい。
• 内服薬以外の目的に使用しないで下さい。
• 耐性菌出現を防ぐために投薬期間は必要最小限にして下さい。
• 服用後2~3日経過しても症状の改善が見られないまたは悪化する場合は獣医に相談して下さい。

ノバモックスの口コミ感想をまとめています。

ノバモックスを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。

鼻が湿り泡状の鼻水が出る生後半年のシーズーに使用。以前副鼻腔炎にもなった事があるぐらい鼻に関するトラブルが多い仔なのでノバモックスが手放せません。もしこれが無かったらどれだけ医療費がかかっていたかを考えるとゾッとします。

下痢が酷いので病院に連れて行くと細菌性腸炎と診断されました。症状は落ち着きもらった薬も飲みきって安心していたら何故かまた下痢気味に。手元にノバモックスがあったので使ってみると下痢が治ったので慌てて追加注文です。

うちのワンコは錠剤やカプセルが大っ嫌い！なのでシロップタイプのノバモックスを見つけた時は思わず歓声をあげてしまったぐらいです。アトピー持ちなので肌を?きむしって傷が出来てしまった時に使っています。

犬の方は平気な顔で飲んでいたけど猫はすごく嫌がった。薬を嗅いでみると甘ったるい匂いを強く感じたので好き嫌いがはっきり分かれると思います。まぁ薬なのでペットが嫌がるのは当たり前ですけどね。安く手に入って良かったです。

スプーンであげて失敗し次は水入れに混ぜたら犬が飲まない。すごく困って口コミを見ていたらシリンジが便利そうなので急いで購入し使ってみるとあっさり飲んでくれました。ここの口コミを参考に他の予防薬とかも買わせてもらいますね。

膿皮症で体を痒がって夜も眠れないぐらいだったけどノバモックスを使ってやっと峠を越した感じ。今日からは抗菌シャンプーも使ってケアする予定です。到着までに少し時間がかかるから次からは切らさないようにします。