ストロングハート・プラスについて
ストロングハート・プラスは、世界で初めて発売されたフィラリア(犬糸状虫症)予防薬、「カルドメック錠」のジェネリック医薬品です。
(※ジェネリック医薬品とは、オリジナルの医薬品と同じ安全性、成分、投与量、品質で作られている、類似商品。 もともとのブランドの特許期間が過ぎたため、他の製薬会社が同じ成分、安全性で安価な薬として発売している。)
小型犬用、中型犬用、大型犬用があり、愛犬の体重に合わせて購入することができます。フィラリアを効果的に予防し、腸内の寄生虫も駆除してくれる、サバフォーマ(ヴェリタスファーマ)社の商品です。
ストロングハート・プラスの効果・効能・有効成分
ストロングハート・プラスはイベルメクチン、パモ酸ピランテルが、主な成分。
有効成分のイベルメクチンは、愛犬の血流内に入り込んだ「ミクロフィラリア(犬糸状虫の幼虫)」を殺虫する働きがあります。この作用により、イヌ糸状虫の幼虫が心臓に移って成虫となることを防ぎ、フィラリアの発症を予防します。
また、もう一つの有効成分であるパモ酸ピランテルは、鉤虫や回虫といった寄生虫を駆除してくれます。ストロングハート・プラスはこのほか、腸管糞線虫症、ヒゼンダニ症や耳ダニなどミニダニ治療や、あらゆる寄生虫に対する経口疥癬治療としても有効です。
ストロングハートプラスの安全性について
ストロングハートプラスをご存知でしょうか。
フィラリア予防薬として有名なハートガードプラス(日本名 カルドメック)のジェネリック医薬品です。
最近はよく聞くようになったジェネリック医薬品ですが、海外ではペット用の薬もジェネリック医薬品が当たり前のように使われています。
ジェネリック医薬品とは、新しく開発された薬の特許が切れた後、新薬と有効成分や効き目が同じ薬として発売されるものです。
新薬にかかる研究開発費が不必要になるため販売価格が安くなり、その効能や安全性が同じでないと国が認可しないため発売できません。
このように価格は安いが安全性も担保されているお薬がジェネリック医薬品なのです。
ストロングハートプラスもハートガードプラスと同じ有効成分を用い、同じ効き目を持ったフィラリア予防薬で、その安全性もハートガードプラスと同じなのです。
海外ではスーパーの同じ棚に、ハートガードプラスもこのストロングハートプラスも並んでおり、飼い主は自由に選んで買うことができるようになっています。
ちなみ海外でのジェネリック医薬品の普及率は60〜70%以上という国がほとんどですが、日本では20%程度となっています。
ストロングハート・プラスの使用方法・飲ませ方
“犬フィラリア”と呼ばれる寄生虫は、蚊を媒介にして犬に寄生します。
従って、蚊の発生しだす時期から、蚊がいなくなって1ヶ月後くらいまで、月に1回ペースで、ストロングハート・プラスを直接与えるか、ドッグフードに混ぜて与えてください。
食事と一緒に投与可能です。
その際に、ワンちゃんが薬剤をそのまま飲み込まないよう、できるだけ噛ませるようにしましょう。
※服用後、愛犬が薬を吐いていないか、しっかりと確認しましょう。飲み残しがあったときは、完全に予防できない場合がありますので注意してください。
※前回の投薬から1ヶ月以上間隔があくと、効果が減少してしまいます。毎月決まった日付に投薬してください。
※投薬の前に、必ず「犬糸状虫が体内にいるかどうか」の検査をしてから、ご使用ください。
小型犬用 | 体重11kg以下 | 1錠全量 |
---|---|---|
中型犬用 | 体重12kg〜22kg | 1錠全量 |
大型犬用 | 体重23kg〜45kg | 1錠全量 |
ストロングハート・プラスの副作用
犬によっては、吐き気、カユミ、めまいなどが起こることがあります。疥癬の場合は、ヒゼンダニの死滅後に、一時的にカユミがひどくなることがあるので注意してください。
しかし、ストロングハート・プラスのような「フィラリア予防薬」は、安全性が高く、低用量では副作用はほとんどないといえます。ただし、愛犬の体内に既にフィラリアが寄生している場合は、予防薬により寄生虫が一気に死滅し、その影響でワンちゃんが発熱や全身性のショックを起こす可能性があります。
この危険を避けるため、愛犬がフィラリアに感染していないことを必ず確認した上で与えましょう。動物病院の血液検査で簡単にわかります。少量の血を採るだけなので、犬にとって、大きなストレスにはなりませんので安心してください。
ストロングハート・プラスの使用上の注意点
- 開封後は直射日光を避け、なるべく湿気の少ない冷暗所に保管してください。
- 子どもの手の届かないところに保管してください。
- 用法や用量についは、獣医師などの専門家の指示に従ってください。
- 服用後に犬に異変が現れたときには、すぐ獣医師に相談してください。
ストロングハート・プラスの併用禁忌薬
下記の薬を使用している場合には獣医師に知らせてください。
- バルビツール酸塩
- ベンゾジアゼピン
- クロナゼパム
- ジアゼパム
- ロラゼパム
- ナトリウム
次の犬種は、稀にイベルメクチン毒性を示す危険性があるので、念のため獣医師に相談してください。
- コリー
- シェトランドシープドッグ
- オーストラリアンシェパード
- オールドイングリッシュシープドッグ
ストロングハートプラスの口コミ感想をまとめています。
ストロングハートプラスを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
フィラリアの注射って1本注射すれば1年効果が持続して楽だけど、うちのワンコは接種した翌日から急に下痢から血便にまでなったから断然チュアブルタイプ派。注射と違って怖がらずに喜んで食べる姿を見ると私も嬉しいしね。
カルドメックのジェネリック商品ですが効果は変わらず安価で手に入って嬉しい限りです。毎年のフィラリア検査は陰性なのできちんと予防してくれているようです。そのままは警戒するので汁気の多いフードに混ぜて与えています。
ジェネリック商品って良いですね。カルドメックと同じ効果があるから高いのでは?と思っていたらかなりお手頃価格でした。滴下タイプで以前トラブったから今回はストロングハートプラスにしたけど、愛犬の反応が良いしリピ決定。
ネットで薬を購入しているとつい病院から足が遠のきますよね。ですがフィラリア予防薬を周年投与していないのなら毎年のフィラリア検査がお忘れなく。商品に欠陥が無くても陽性のまま投与すると犬がショック状態に陥る事があるそうです。
こういったお薬って飼い主が見ていない所で実は吐き出す子がけっこういるんじゃないかな。うちの子は食べ物大好きだから大丈夫だけど、犬が本当に飲み込んだかちゃんと確認するのは必須だと思うよ。
タブレットと違ってこれは丸呑みさせない方が良いみたい。出来るだけ咀嚼させた方が効果が出やすいのかな?うちの犬はこの薬大好き過ぎて勢いがハンパないからきちんと噛んでいるかがちょっと心配だったりする。
チュアブルタイプは毎月与える手間がありますが、犬が嫌がらずむしろ喜んで食べるのは大きなメリットだと言えます。病院で処方されるチュアブルタイプの薬よりもとても安く購入できるのも支持率が高い理由でしょうね。