フロリコットについて
フロリコットはアジソン病、副腎皮質機能低下症の治療薬でフロリネフのジェネリック商品です。
犬の体内で不足するミネラルを調整する働きがあります。
アジソン病の原因は大きく分けると3つあります。
- 手術によって摘出、出血、腫瘍等で副腎から分泌されるホルモン量が低下する事で発病する。
- 別の病気で副腎皮質ホルモンと同じ働きをする薬の投薬をやめる事で発病する。
- 副腎皮質機能を弱める作用のある治療薬の投薬で発病する。
また発症する犬の7~8割がメスである事もこの病気の特徴の1つです。遺伝的な要因でグレードデン、ウェストハイランドホワイトテリア、スタンダードプードル等の犬種が比較発症のリスクが高いとされています。
アジソン病は急性と慢性に分けられます。
(急性の場合)
急激に体調が変化します。ふらつき、転倒、更には気絶する事もあります。すぐに治療を開始しないと急死する恐れもあります。
(慢性の場合)
回復と悪化を繰り返す特徴があります。次第に副腎皮質のダメージは大きくなり激しい症状が出る頃には末期の状態に陥っている事もあります。
この病気が厄介なのは根本的な治療法がない点ですが早期発見・早期治療によってフロリコットでコントロールしながら天寿を全うする事も可能です。その一方で負担となってくるのは高額な薬代です。薬に年間50万円以上かかっている家庭も実際にありますので、効果・効能の変わらないジェネリック商品に切り替えるのも賢い選択と言えます。
フロリコットの効果・効能・有効成分
アジソン病、副腎皮質機能低下症の治療に用いられます。
腎臓の上部に位置する副腎から分泌される副腎皮質ホルモンが不足する事で発症する病気です。
- 食欲不振
- 元気が無い
- 多飲多尿
- 下痢・おう吐
- 痩せる
- 散歩を嫌がる
副腎皮質ホルモンが不足する事で上記の症状が表れます。またアジソン病では体内の塩分が不足し血圧が下がるのでフロリコットを使い補充する必要があります。正しく使えば普通の生活を送る事も可能です。
- 酢酸フルドコルチゾン
ステロイドホルモンの仲間ですが強力な塩類代謝作用があるので一般的なステロイドと比べると性質が大きく異なります。この特性を活かし体のナトリウム分を増やし血圧を上昇させる効果があります。また副腎皮質ホルモン(ステロイド)は炭水化物の代謝、たんぱく質の異化、免疫反応等に深く関わり生命の維持に欠かす事が出来ない物質です。酢酸フルドコルチゾンは副腎機能の低下によって不足する副腎皮質ホルモンを補う作用があります。
フロリコットの安全性について
フロリコットはフロリネフのジェネリック医薬品です。
炎症を抑える効果が最も強力なお薬で、さまざまな症状の治療に用いられています。
犬への治療ではアジソン病に用いられます。
フロリコットの主成分は酢酸フルドロコルチゾンで、副腎で作られる副腎皮質ホルモンと同じ作用をします。
アジソン病(慢性副腎皮質機能不全)は副腎から分泌されるホルモンが少なくなって起こる病気ですので、酢酸フルドロコルチゾンを投与することによって分泌されるべきホルモンをカバーしていきます。
アジソン病になると酢酸フルドロコルチゾンを主成分とするフロリコット(フロリネフ)を毎日与えますが、心配されるのはその安全性です。
フロリコット(フロリネフ)の副作用としてよく現れるものは消化不良です。
その他にも副作用が現れる場合はありますが、指示された分量や回数、投与する期間を厳守していれば安全に服用することができます。
またフロリコット(フロリネフ)はナトリウムを蓄えて、カリウムを排出する性質があります。
カリウムの豊富な野菜や果実をうまく取り入れるようにすると、安心度が高まります。
フロリコットの使用方法・飲ませ方
アジソン病の犬に対し0.1~0.4mg(1~4錠)を投薬する。薬の間隔を最低でも6時間あけて下さい。
薬の用法用量は犬の症状によって異なりますので必ず獣医の指示に従ってお使い下さい。
ステロイドの特性として急に使用を中止する事でかえって症状を悪化させる事(リバウンド)があり症状として倦怠感、吐き気、頭痛等があります。体の副腎皮質ホルモンを生産する機能の回復するペースに合わせ徐々に内服量を減らしていく事でリスクは最小限に抑えられます。
フロリコットの副作用
抑うつ、下痢、吐き気、食欲増進、喉の渇き、皮膚の炎症、低カリウム血症、多尿、骨粗しょう症等があります。
これ以外にも何らかの異常が起きた場合すぐに使用を中止し獣医の診察を受けて下さい。
フロリコットの注意点
- 高血圧、感染症の種類によっては使用する事が出来ません。
- 薬の効き目が強いと高ナトリウム血症になります。高血圧またはむくみが生じた場合は用量を減らして下さい。
- 直射日光を避け冷暗所で保管する。
- 小児の手の届く場所に置かない。
- 急に使用を中止しないで下さい。重い反発症状が生じる恐れがあります。
- 投薬を忘れていた場合は思い出した時にすぐに投与して下さい。この時に2回分を1度に投与する事は絶対にしないで下さい。
フロリコットの併用禁忌薬
フェノバルビタール、フェニトイン等の抗けいれん薬との併用は本剤の効き目を弱める恐れがあります。
アスピリン等のサリチル酸誘導体。糖尿病の薬、利尿薬との併用は相互作用を引き起こすリスクがあります。
この他の薬、サプリメントを併用する場合にも獣医に必ず獣医に相談してからご使用下さい。
フロリコットの口コミ感想をまとめています。
フロリコットを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
フロリネフを処方されていたんだけどめちゃくちゃ高いし血液検査とかも加わって、正直治療は続けられないかもと思っていたからフロリコットには本当に救われた。獣医にも理解してもらえて今は十分な治療をしてやれているよ。
海外製品だからって舐めちゃいけないね。他の持病もあって医療費が家計を圧迫しまくっていたからフロリコットを使い始めたけど数値は安定しているし何より愛犬の調子が良い!って事でこれからもお世話になりまーす。
ニオイの強い薬は頑として受け付けないうちの子でもフロリコットは大丈夫でした。寒暖差に弱く特に季節の変わり目には体調を崩しやすいですが、現在は獣医と相談しながらフロリコットで上手くコントロール出来ています。
前回とフロリコットの値段が違うから疑問に思っていたけど個人輸入代行は為替レートによって金額も変動するんだね。ほんの少しだけ高くなったけど病院から購入するよりも断然安い!これからもここで買わせてもらいます。
まだ使い始めたばかりなので様子見中ですがとりあえず体調に大きな変化は無いので血液検査の結果も悪く無ければ継続予定です。やっぱりストレスに弱くすぐ下痢気味になるので気は抜けませんが長生きして欲しいので頑張ります。
「こんなに安ければ変なの送ってくるんじゃないの?」と思っていたけど梱包状態は良いし発送もスムーズに行われ薬の使用期限も問題無し。怪しんで今まで使わなかったのはかなりもったいなかった!絶対にリピします!
それに対しフロリコットはフロリネフのジェネリック商品なので病院で処方される薬よりも遥かに安く効果効能も劣る事はありません。なので薬は個人輸入代行サービスで購入し治療は獣医と連携しながら上手く病気と付き合っている飼い主も多くいるようです。