ヴェトオティック 237ml (PC01833)
ヴェトオティックについて
垂れ耳・耳毛のある犬に耳トラブルは付き物ですね。それに対して有効なのは洗浄液を使って日頃からケアする事です。洗浄液は犬が嫌がるからうちは綿棒派!という家庭もあるかもしれませんが、そのお手入れ実はとても危険です。
- 汚れを取ろうと必死になり傷つけてしまった
- 犬が急に動いてしまい綿棒で粘膜を傷つけてしまった
- やり方によっては耳垢を奥に押し込んでしまう
- 人間と耳内部の構造が違うので奥の汚れは掻き出せない。
なので綿棒を使ってのお手入れをお勧めしない獣医が多いです。
自宅でお手入れする場合最も適しているのは洗浄液を使ってケアする方法です。
蒸れがちな耳内部の湿気を防ぐ事で菌の増殖を防ぎ、犬の気になるニオイを取り除く効果があります。
耳に異物を入れられる訳ですから抵抗する犬が多いのも事実です。コツとしては細かくしたオヤツを複数回与え、とにかく大げさに褒め犬の気持ちを盛り上げる事で段々と犬も嫌がらなくなります。慣れない内は1人が保定し1人が投薬するといったスタイルにするのもポイントです。
犬の耳垢は想像以上に臭いので室内ですると大変な事になりますので、すぐに洗い流せる浴室か屋外で洗浄するのが良いでしょう。
耳トラブルで最も多い外耳炎は悪化すると中耳炎・内耳炎を起こし、また慢性化しやすい病気ですが耳内部を清潔を保つ事でリスクは最小限にする事が可能です。
日頃から犬の耳の状態を把握し定期的にヴェトオティックでのケアが重要という事ですね。
ヴェトオティックの効果・効能・有効成分
ビルバック社のエピオティックと同じ効果が期待出来る洗浄液です。
サリチル酸によって可溶化した脱臭効果のあるアロエベラが配合されており高い脱臭効果がありニオイの原因に直接アプローチします。
また自宅でケアする事の難しい外耳道を清潔に保ち、有効成分の働きによりデリケートな耳の中を守りながら効率的に耳垢等の汚れを取り除きます。
他にもシャンプー後に使用する事で耳の中の乾燥を助けトラブルの元になる細菌・真菌の発生を予防します。
・エタノール
高い殺菌・抗菌効果がある。エタノールの揮発性を活かし皮膚を乾燥させ、さっぱりとした清涼感をもたらします。人間用の化粧品や医療現場では消毒液としても広く使われている安全性の高い成分です。
・乳酸
AHAの一種で古い角質を柔らかくし排出する効果がある。他にも保湿・殺菌・収斂効果があり、腐敗菌が繁殖するのを防ぐ作用も期待出来る。
・安息香酸
カビ・細菌の発生を抑える効果がある。古くから食品の保存にも使われている成分で製品が傷むのを防止する。
・サリチル酸
抗炎症・抗菌・殺菌効果がある。医薬品・化粧品によく使われる成分で合成有機化合物の1つで、角質を軟化・溶解し新しい肌へ生まれ変わらせる作用がある。また皮膚の雑菌の繁殖を防ぐ。
ヴェトオティックの安全性について
ヴェトオティックは犬の耳を洗浄するお薬です。
犬は人間とは耳の構造が違い、綿棒での掃除は傷を付けてしまったり、奥のほうはの汚れはまず取れません。
しかし犬の耳は、細菌や真菌の繁殖を防いで感染症を予防する必要があります。
耳の中に湿気や水分が残ることでこれらが繁殖しやすくなりますし、皮脂や耳垢がたまることで湿気を発生させやすくなります。
ヴェトオティックの成分の一つサリチル酸は皮膚を柔らかくしたり、抗菌や殺菌などの作用があり、副作用などもほぼなく広く使われている薬剤です。
もう一つの成分はエタノールで、こちらも殺菌や抗菌に大変高い効果があり、医療現場での消毒薬として一般的に用いられています。
またエタノールには揮発性があるので、乾燥させるという目的においても効果があります。
また耳の中のニオイを防止するためにアロエベラも含まれており、耳の中の掃除と抗菌や殺菌、そして乾燥とニオイを防止するという役目をこの1本で担うことができます。
ヴェトオティックの使用方法・飲ませ方
1犬が自由に動かないように保定します。
2保定した状態でヴェトオティックを犬の耳の中に注入します。洗浄液を垂らした瞬間が最も動きやすいので注意する。
3耳の根元を優しくマッサージします。
4犬から手を離します。犬が自ら首を振り耳の中にある洗浄液を排出します。
5残った洗浄液・汚れを柔らかいコットン・ガーゼで優しく拭き取ります。
シャワー・水浴び後の使用がおすすめです。
週に1度の使用が基本ですが耳内部の状態や獣医から指示がある場合は1日に2~3回の使用が可能です。
ヴェトオティックの副作用
副作用は特にありませんがエタノールに過敏に反応する犬もいるので、使用後赤くなったり痒みが出る場合は使用を中止する。
ヴェトオティックの注意点
- 獣医からの指示無く7日以上の連続使用はしない。
- 獣医からの指示無く1日に2回以上使用しない。
- 洗浄液を拭き取る際に綿棒は耳を傷つける恐れがあるので使わない。コットンやガーゼ等で丁寧に拭き取る。
- 犬はある程度自力で残った洗浄液を排出するので無理に拭こうとしない。
- 鼓膜に傷がある場合は使わない
- 目に入らないように注意する。万が一入ってしまった場合すぐに流水で洗い流し、症状によっては獣医に相談する。
ヴェトオティックの併用禁忌薬
特になし
ヴェトオティックの口コミ感想をまとめています。
ヴェトオティックを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
多頭飼いなので全員を定期的に病院に連れて行き、診察してもらって洗浄してもらうとお金がいくらあっても足りなくなります。ヴェトオティックは安いし、犬さえ大人しくしてくれていたらサッと掃除出来るので気に入っています。
エピオティックと同じ効果があるのにめっちゃ安いから心配になって、獣医に聞いてみたら「大丈夫だから使ってあげてね」と言われたので安心して使ってる。実際に汚れとにおいがすっきりするしワンコも気持ち良さ気だよ。
特に梅雨から秋の終わりまで我が子の耳はムレムレで見ているこっちの方が痒くなるぐらい。ヴェトオティックは湿気を防ぐ効果があるみたいで、蒸れ具合がだいぶマシになりました。コスパも良いしこれからも使い続けます。
状態が酷かった時期は耳に染みる?のかうちの仔は暴れて嫌がり、毎回洗浄が憂鬱でしたが頑張って続けました。その甲斐あってすぐに症状が改善され、今では嫌がらずむしろマッサージされて気持ち良さそうにしています。
必要な油分は残しつつ汚れはしっかり取れる素晴らしい商品だが、果たしてこれで洗い方は合っているのがが気になる。耳垢がとれているから合っているとは思うが、気になるので次回の健康診断の時に聞いてみようと思う。
病院が嫌いな愛犬は私が洗浄してやった方が遥かに良い子にしているので買って良かった。耳垢がこんなに溜まってたんだ!ってある意味感動しました。ただ飛び散った汚れが壁に残ってしまったので次回からは屋外でやろうと思う。
特にマラセチアと呼ばれるカビ(真菌)が原因の全体の70%〜80%を占めていると言われています。
垂れ耳・耳毛のある犬種のシャンプーのすすぎ残し、高温多湿になる耳の中はカビ・細菌が最も好む環境です。ヴェトオティックは抗菌・殺菌作用が非常に高く、洗浄後は湿気を防ぐ効果があるので耳の中を快適な状態にしてくれます。
耳の中に薬剤を入れられる事を嫌がるワンちゃんは多いですが、慣れてくればマッサージ感覚でうっとりリラックスする仔もいるようです。