ハートガードプラスについて
寄生虫によって引き起こされる病気の1つに、フィラリア症があります。蚊に刺されることが主な感染原因で、発症すると命にかかわります。日本では寄生虫を持っている蚊の種類が多く、特に気をつけなければなりませんので、予防薬の使用は必須と言えるでしょう。
ハートガードプラスは、簡単に投与できる工夫がなされた、続けやすい予防薬です。
ハートガードプラスとは
犬も人間と同じでさまざまな病気のリスクがあり、寄生虫による疾患もその中の1つです。
ハートガードプラスは、フィラリアの幼虫やカイチュウ、鉤虫を駆除できる動物用の医薬品です。
簡単に投与できる工夫がなされているので、ストレスがなく続けやすいという点で人気の商品です。
おやつ感覚で投薬できるので犬も飼い主もストレスなし
フィラリア予防薬には、タブレットタイプやドリンクタイプなど、さまざまな形状があります。
ハートガードプラスは、チュアブルという、おやつのような形状をしている商品ですので、簡単に与えられます。国内の臨床テストでは、93%の犬が自ら摂取したという結果が出ました。
体重別パッケージだから量の調節がいらない
犬は種類や個体差によって大きさが異なりますので、薬を与える際は、有効成分の過不足がないように気をつけなければなりません。ハートガードプラスは、体重によって3種類のパッケージにわかれているので、飼い主が与える前にいちいち量の調節をしなくても済みます。
体重による商品の選び方
- 大型犬用 22〜45kg
- 中型犬用 11〜22kg未満
- 小型犬用 11kg未満
11kg、22kg前後の場合は、商品を使用している期間中に体重が大きく増減しないように気をつけてあげましょう。
また、45kg以上の場合は、獣医師と相談して与える量を決める必要があります。
ハートガードプラスの効果・効能・有効成分
フィラリア症は、フィラリアの幼虫である「ミクロフィラリア」が体内に入り込み、成長することで発症します。主な症状は血流不良や内臓疾患などで、最悪の場合死に至ることもある恐ろしい病気です。ハートガードプラスを毎月正しく与えることで、ミクロフィラリアを駆除し、成虫になるのを防ぐことができます。
ミクロフィラリア以外にも、体調不良を引き起こす寄生虫が存在します。ハートガードプラスは、下痢や嘔吐、貧血などの原因となるカイチュウや鉤虫の駆除にも効果的です。特に、糞を媒介にするカイチュウは、散歩に出ただけでも寄生される可能性があります。さまざまな寄生虫疾患を1つで予防できるのは、大きなメリットと言えます。
この商品には、「ピランテル」と「イベルメクチン」という有効成分が含まれています。ピランテルはフィラリアの幼虫を駆除する働きを持ちますが、1度や2度では処理しきれないため、長く使い続ける必要があります。
イベルメクチンはフィラリア予防、治療ともに用いられる、代表的な医薬成分です。ただし、ハートガードプラスはあくまでも予防のための薬ですので、治療効果はありません。副作用や症状悪化などが起こる可能性も否定できませんので、発症している状態のときには絶対に与えないようにしてください。
ハートガードプラスの安全性について
ハートガードプラスと聞いても分からない方は多いと思いますが、カルドメックと言われれば分かる方も多いですよね。
ハートガードプラスとカルドメックチュアブルPは共にメリアル社が製造するチュアブルタイプのフィラリア症予防薬で、成分や原材料なども全く同じ物です。
日本以外ではハートガードプラスの商品名で展開していて、カルドメックの商品名は日本国内のみで使用されています。
日本の獣医師が自信を持って処方するカルドメックですが、やはり安全性は気になりますよね。
ハートガードプラスは生後6週間以上の子犬への投与や、妊娠中または授乳中の雌犬に与えても全く問題ないとされています。
まず主成分の一つであるピランテルですが、通常使用量の100倍を3か月間ラットに与えた臨床試験においても、毒性症状が全く現れなかったという安全性の高さが証明されています。
また人間の線虫駆虫薬としても使用されています。
もう一つの主成分であるイベルメクチンは北里大学特別栄誉教授の大村智氏が開発した薬で、この薬の開発によって2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した事は記憶にも新しいはず。
アフリカのオンコセルカ症や東南アジアのリンパ系フィラリア症に、国内では乾癬の治療薬として人間に広く使われています。
イベルメクチンを75日連続で投与されたラットの血液を調べたところ特に顕著な相違はないとされ、また3週間噴霧された母マウスと生まれた子マウスにも異変は見られず、生殖に影響を及ぼさないことが確認されています。
このようにハートガードプラスの主成分は安全性が確立されており、安心して投与できる薬だと言うことができます。
ハートガードプラスの使用方法・飲ませ方
この商品は、与える時期や飲ませ方を間違えると、効果が出ないことがあります。期間中、毎月忘れずに投与することと、必要な成分を過不足なく吸収できるようにしてあげることが大切です。環境や犬の様子をよく見て、与え方を工夫しましょう。
蚊がいる時期に予防薬を与えよう
フィラリア症は、ミクロフィラリアに寄生されている蚊に刺されることによって発症するケースがほとんどです。
この商品は、蚊の発生した翌月から、姿が見えなくなった次の月までを投与期間としています。
環境や年によって異なりますが、目安としては4月下旬から11月中旬までが蚊の活動期間です。この場合、5月から12月まで、忘れずに投与しなければなりません。
投薬を忘れると効果がなくなるので注意
この商品は、約1か月間、フィラリア症予防効果とカイチュウ、鉤虫の駆除効果が持続します。
そのため、1度でも与え忘れてしまうと、効果がなくなってしまうことがあります。カレンダーなどにしるしをつけて、30日前後で必ず投与してください。
噛まない場合は細かく砕いてあげれば成分を吸収できる
よく噛まないまま飲み込んでしまうと、成分がうまく吸収されません。
普段からあまり噛まないで食事を摂るタイプの犬に与えるときは、細かく砕いてから投薬するようにしましょう。
ハートガードプラスは、フィラリア症の予防やカイチュウ、鉤虫を駆除できる薬です。
おやつ形状で、量の調節もいらないので、手軽に与えられる点が大きなメリットと言えます。
犬の健康状態に気を配り、投与期間や方法を工夫することで、副作用を防いで高い効果を出すことができます。
ハートガードプラスの副作用
人間と同様に、犬にも体質によって、合う、合わないはあります。
万が一、副作用と思われる症状が現れたときは、すぐに使用を中止して診察を受けてください。
主な副作用
- 食欲不振
- 嘔吐
- 下痢
- 痙攣
- 常によだれが出ている
- 元気がない
- 歩行異常
また、犬の状況、種類によっては副作用が起こる可能性をぐっと高めてしまいます。たとえば、すでにフィラリア症を患っていた場合、上記の症状に加えて皮膚アレルギー症状が報告されています。
ハートガードプラスの注意点
この商品を投与できないのは、離乳前の子犬です。産まれてから6週間以上経ってから与えるようにしてください。
また、投与前には健康診断をして、薬を使っても問題がないか、医師に確認しましょう。場合によっては、投薬できないケースも出てきます。
投薬に注意が必要なとき
- フィラリア症を含む、疾患が見つかったとき
- 老犬
- 妊娠中、授乳中
健康な成犬であっても、コリー系統の犬は、この商品の主成分である「イベルメクチン」と相性が悪いと言われています。神経症状を起こす可能性があるとされ、与える際には少し慎重になる必要があります。大量に摂取しなければほとんど問題はないとのことですが、心配な方は獣医師に相談してみましょう。
ハートガードプラスの併用禁忌薬
ハートガードプラスを他の犬系虫症予防薬あるいは犬回虫、犬鉤虫駆虫薬と併用しないようにしてください。他の医薬品やサプリメントと同時に服用する際は必ず獣医師に相談し、指示に従って使用してください。
ハートガードプラスの口コミ感想をまとめています。
ハートガードプラスを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
美味しいチュアブルタイプの予防薬なので無理やり口をこじ開けなくても喜んで食べてくれます。私が準備をしている段階で「まだなの?」みたいな顔して待っている姿がとても可愛いです。犬友にもおすすめしたい商品です。
ジェネリック商品をこんなに安く買えるなんて知らなかった!今まで高いお金出して買っていたのがバカらしくなります。価格はもちろん海外から発送なのに7日で到着したのでスピード面も問題なし。使わなきゃ損だと思いますよ。
うちの子のおかわりが止まらない!薬だからもちろんおかわりはさせないけど、今まで散々工夫して薬を飲ませていたのはなんだったの!?って感じです。こんなに楽ならもっと早くにハートガードプラスを試しておけば良かったな。
病院だとチュアブルタイプって高いから諦めていたけど、ネットだと続けやすいお手頃価格で手に入るよね。安いけど効き目はばっちりみたいで毎年のフェラリア検査も問題なし。これからもずっとこの価格でお願いします!
商品が届くまで7日から10日かかる事が多いようだ。日にちに余裕を持って商品を注文するのをおすすめする。我が家の食い意地の張った愛犬は薬だとは微塵も思っていないようで、しっぽをぶんぶんしながらもらえるのを待っている。
わんこが喜ぶチュアブルタイプのお薬がこの価格で購入出来るなんて信じられない。とてもグッドプライスだと思います。海外商品なので為替レートによって価格が変動しますが、それでも病院で買うよりめっちゃお買い得です。
有名なカルドメックのジェネリック商品で効果は一緒なのに、価格は病院で処方されるよりもぐっと安くなっています。チュアブルタイプが気になっていた飼い主さんは1度お試しに購入してみてはいかがでしょうか。