パノラミスについて
寄生虫が関係する犬の疾患は、内臓疾患や皮膚病、下痢や嘔吐などの消化器系の不調とさまざまな症状があります。
これらすべてを防ぐには、あらゆる寄生虫を駆除しなければなりません。
パノラミスは、1錠投与するだけで6種の寄生虫を駆除できる医薬品ですので、簡単に上記のような疾患を予防できます。
パノラミスとは
この商品は、1錠で6種類の寄生虫を駆除できる手軽な医薬品です。
形状は錠剤タイプで、体重に合わせてパッケージが分かれているので、ほとんどの場合において量の調節が不要という点もメリットです。
1粒飲ませるだけであらゆる病気を予防できる
この薬のメリットは、1粒で6種類の寄生虫駆除に効果があるという点です。
特に、フィラリア症や犬バベシア症といった、感染率、危険性ともに高い疾患を同時に予防できるので非常に優れていると言えるでしょう。
体重ごとにパッケージを変えてあるので分量調節の必要なし
犬の大きさによって必要となる有効成分量は異なりますので、飼い主が調節しなければならない薬もありますが、この商品はパッケージが体重ごとに分かれています。
体重別のパッケージ
- 超小型犬 2.3〜4.5kg
- 小型犬 4.6〜9kg
- 中型犬 9.1〜18kg
- 大型犬 18.1〜27kg
- 超大型犬 27.1〜54kg
これに該当しない場合は、医師に相談して必要量を調節してください。
パノラミスの効果・効能・有効成分
犬の代表的な病気の1つに、フィラリア症があります。蚊を媒介にしてフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)に寄生されることで感染し、発症すると心臓や肺に疾患が出て、最悪の場合は死に至ります。この薬は、ミクロフィラリアを駆除できるため、フィラリア症の予防に効果的です。
また、ミクロフィラリア以外にも5 種類の寄生虫駆除に効果的です。回虫、鉤虫、鞭虫はひとくくりにして消化管内寄生虫と呼ばれ、寄生されると下痢や嘔吐を引き起こします。また、ノミやマダニを放置しておくと皮膚炎の原因になります。特にマダニは、命にかかわる犬バベシア症を引き起こすこともあるのでしっかり駆除しなければなりません。
この商品には「ミルベマイシン」と「スピノサド」という2種類の有効成分が含まれています。
前者はフィラリアの幼虫であるミクロフィラリア、回虫や鉤虫、鞭虫を、後者はノミやマダニの駆除に効果的です。
スピノサドはノミに対して即効性が高いという特徴があり、投与して30分で効き始め、4時間で100%死滅させると報告されています。
パノラミスの安全性について
パノラミスはすでに聞いたり使ったりした方もいらっしゃると思います。
このパノラミスは経口タイプのお薬で、フィラリア、ノミ、回虫、ダニのほかマダニに対しても有効なお薬なのです。
今まではスポットオンタイプでフィラリアやノミ、回虫、ダニなどに効果的なお薬はありましたが、マダニにも効果がある薬はありませんでした。
パノラミスはこれだけで犬のほぼ全ての病気に関する予防・駆除ができるオールマイティな薬だと言うことができます。
このお薬の成分は、ノミやマダニの駆除薬として有名なコンフォティスの「スピノサド」と、フィラリア予防薬のインターセプターチュアブルの「ミルベマイシン」の2つです。
この2つの成分は干渉することがないために、それぞれの効能を保持したまま1つの製剤とすることができたのです。
パノラミスは稀におう吐などの副作用がありますが、空腹時を避けてエサと一緒に与えれば大丈夫です。
またコリー犬はハートガードプラスなどのフィラリア予防薬を与えると毒性を発揮することがありますが、パノラミスではコリー犬に対する様々な試験においても安全性が確認されています。
パノラミスの使用方法・飲ませ方
この薬は1か月に1回1粒を、食事時に与えます。なかなか飲まない場合はエサに混ぜて与える方法もありますが、錠剤は砕かず、そのままの状態で投薬するようにしなければなりません。
できるだけ毎月同じ日に与え、間が短すぎたり空きすぎたりしないように注意しましょう。与え忘れてしまっても、14日以内であればすぐに投薬すれば問題ありませんが、それ以上経っているときは、医師に相談してください。
寄生虫にはさまざまな種類が存在し、愛犬の健康を維持するためには、それぞれを同時に駆除していかなければなりません。パノラミスは、1錠で6種類の寄生虫を駆除できるため、手間がかからない医薬品です。寄生虫予防は、毎月しっかりと継続して使用することが不可欠ですので、簡単で続けやすいパノラミスはおすすめです。
パノラミスの副作用
この商品は、フィラリア症の予防はできますが、治療はできませんので、発症している犬に使用してはいけません。
発症している犬に投与すると発疹やじんま疹、発熱などの過敏症が現れる可能性がありますので、投薬前には必ず健康診断を受け、フィラリア症かかっていないかチェックしてもらいましょう。
健康な状態であっても、体質によっては下痢や嘔吐、無気力などの副作用が報告されています。
そのような場合は使用を中止して、医師の診察を受けてください。ただし、初回の投薬時に嘔吐してしまっても、再び与えたときに症状が出なければ問題ありません。
パノラミスの注意点
この薬を使用するにあたって、注意しなければならないのは、妊娠中、あるいは授乳中のメス犬と、かつててんかんになった経験のある犬です。当てはまる場合は、必ず投薬前に医師に相談してください。
また、産後8週間未満の子犬に対しては安全性が保障されていませんので、使用してはいけません。合わせて、産後14週間未満ですと、嘔吐する割合が増加するという報告があるため、どうしても摂取させられない場合は医師に相談してください。
パノラミスの併用禁忌薬
大環状ラクトンの高使用量との併用は禁忌されています。他の医薬品やサプリメントと同時に服用する際は獣医師に必ず相談してください。
パノラミスの口コミ感想をまとめています。
パノラミスを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
マダニにも効果があるオールインワンの予防薬を探していたので、パノラミスはまさに理想的な予防薬です。しかもネットだとお買い得だったらので即買いです。病院だと1錠2,300円と高かったので、良い購入先を見つけられたと思います。
春になるとノミマダニが気になり、暑くなる前にフィラリアもしなきゃと忙しい。薬を投与日がバラバラで忘れてしまったりと、愛犬に迷惑ばかりかけていましたがパノラミスにした事で全て解決出来ました。ありがとうございます。
滴下タイプと違って薬の投与後にベタつく事も無く、水浴びシャンプーはいつでも出来るからめっちゃ良い!フィラリア、ノミマダニ、お腹の虫の駆除と予防がこれだけでokとかどんだけ便利なのよ。早速明日から海に行ってきます!
口コミにもあったから覚悟していたけどにおいが独特でやっぱり犬も嫌がりました。予想が出来ていたので好物に包んでやったらなんとか食べてくれたよ。口コミをチェックしといて良かった。ネットで安く買えたし総合的に満足。
錠剤が思ったより大きかった。このままは無理だと判断し小さく割ってゴハンに混ぜたが、かえって薬の臭いが強くなったので、結局そのまま服用させています。ネックなのは薬の大きさと臭いだけでそれ以外に不都合はありません。
皮膚が弱いのでスポットタイプの薬が使えない我が子の為に購入しました。比較的新しい薬なので副作用が不安でしたが、1回目にちょっと下痢?っぽいのをしただけで2回目以降は全く何もありません。体質によりますがうちは良かったですよ。
成分は違いますが同じ効果のあるネクスガードスペクトラと比較すると価格が安いのも支持率が高い理由でしょう。ただパノラミスはチュアブルタイプのネクスガードと違い錠剤タイプなので服用させ辛いのが難点です。においがごまかせるチーズ等で投薬すると抵抗なく食べてくれるわんちゃんが多いみたいですよ。