アジーについて
アジーは、マクロライド系の抗生剤です。マイコプラズマやクラミジアなど、あらゆる細菌の増殖を防ぐため、幅広い感染症に効果を発揮します。特にクラミジアに対しては、高い効果が長く持続することが有名です。
咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎など気管の炎症にもよく効くため、抗生剤の常備薬としてストックしておくと便利でしょう。
アジーは、ジスロマック(ファイザー)のジェネリック製品※です。製薬大手のシプラが製造販売している後発薬で、確かな品質のものを手頃な価格で購入できる点が、大きな魅力です。
(※ジェネリック商品とは、ブランドの医薬品と同じ成分で作られた類似商品のこと。 特許期間が過ぎ、他の製薬会社がより安価な値段で、品質や安全性を落とすことなく製造したものです)
アジーは人間も使用する抗生剤で、服用した人の中には、稀に吐き気や頭痛、腹痛などの副作用を訴える人がいます。基本的には安全な商品ですので心配いりませんが、投与後、愛犬の様子がいつもと違うときは、速やかに獣医師に相談しましょう。
また、アジーにはいくつかの併用禁忌薬が存在します。大きな副作用があるわけではありませんが、薬の吸収を悪くしたり作用が強まったりしてしまうことがありますので、チェックしておきましょう(「アジーの併用禁忌薬」参照)。
アジーの効果・効能・有効成分
アジーは、マクロライド系の抗生物質で、細菌の蛋白質の合成を阻害し増殖を防ぎます。そのため、あらゆる細菌の感染症に効きます。
- 呼吸器感染に
- 皮膚感染に
- 中耳炎に
- 生殖器感染に
アジーの有効成分は、アジスロマイシンです。
アジスロマイシンについて
アジスロマイシンは、ファイザー株式会社が製造・販売している「マクロライド系」の抗生物質です。日本では「ジスロマック」の名前で親しまれ、クラミジアや淋病などの医薬品として有名です。
また、アジスロマイシンは、「アレルギー反応が起きることが少ない薬剤」であることが大きな特徴。感染に伴って起こる腫れや炎症または化膿や発熱などの症状を、スムーズに改善してくれます。
アジーの安全性について
アジーというお薬はジスロマックのジェネリック医薬品です。
主成分はアジスロマイシンという抗生物質で、マイコプラズマやクラミジアといった細菌をはじめ、あらゆる細菌に有効なお薬です。
中耳炎や扁桃炎、急性気管支炎など耳鼻科や呼吸器の領域で、今現在広く使われています。
抗生物質のためアレルギー体質の人の場合は注意は必要ですが、ペニシリン系の抗生物質と比較すると、かなりアレルギーの発生は抑えられます。
このようなアジスロマイシンを主成分とするアジーですが、元々人間用に製造されているものをそのまま犬に使用し、細菌による炎症や化膿、感染症の治療に用います。
またマダニが媒介するバベシア原虫によって引き起こされるバベシア症の治療にも用いられます。
犬に投与する場合はその量に気を付けます。
体重1?あたり5〜10mgのアジーを1日1回7日間の範囲で投与します。
安全性に関しては、人間の子供に多い病気にも広く使用できるので問題はありません。
他の薬との飲み合わせの問題が少ないのも、安心して投与できる点です。
アジーの使用方法・飲ませ方
愛犬の体重1kgあたり5〜10mgを1日1回、7日間続けて服用させます。
例)体重が5kgのワンちゃんの場合
5〜10? × 5kg = 25〜50? (1回に与える量)
※この用量はおよその目安です。犬の症状や体質によって投与量は異なりますので具体的な数値は、獣医師に相談しましょう。
※1日1度同じ時間に投与し、カレンダーなどにチェックをしておくと、飲み忘れを防げます。
アジーの副作用
アジーは、人にも広く処方されている抗生剤です。ごく少数ですが、中には吐き気や頭痛、腹痛、発疹などの症状を訴える人がいます。また、非常に稀ではありますが、皮膚に発疹や水ぶくれ、または口の中がただれ、発熱や目が充血するなどの症状が現われるケースも。
犬も人と同じ哺乳類ですので、ごくたまに、このようなケースが起こり得ることを覚えておきましょう。
アジーの使用上の注意点
- 直射日光、湿気を避け涼しい場所で保管してください。
- 症状は数日〜1週間位で完治しますが、菌が残っていた場合は、再発して症状が悪化する恐れがあります。症状が治まった後も、1週間程度は続けて投与することをオススメします。
- 持病やアレルギーなどを持っているワンちゃんは、獣医師へ相談してください。
- ペニシリン系の抗生物質などに比べると、アレルギー症状を引き起こす可能性は極めて少ないのですが、アレルギー体質のワンちゃんには、様子をみながら慎重に投与してください。
アジーの併用禁忌薬
- 胃腸薬と一緒にアジーを服用すると、身体への吸収を悪くしてしまうことがあります。
- 免疫抑制剤であるシクロスポリンや抗血栓薬であるワルファリン、強心薬のジゴキシンなどと併用すると、作用が強まってしまうことがあります。
アジーの口コミ感想をまとめています。
アジーを使用したことがある飼い主さんの「良かった口コミ」「悪かった口コミ」をそれぞれチェックして購入前の参考にして下さい。
愛犬は病院嫌いで高齢な事がもあり、ちょっとした風邪程度なら自己責任でこちらを服用させています。以前病院に無理やり連れて行ってストレスで下痢と嘔吐をした過去もあるので、愛犬にはこのスタイルが一番負担がないようです。
病院に頻繁に通うのが難しい、田舎で病院が遠い飼い主さんにぴったりな薬だと思う。うちの母がそれで苦労していました。私が代わりにアジーを購入したらとても喜んでくれました。風邪も拗らせると怖いし症状が軽い内ならこれで十分なんだって。
アジーは我が家の常備薬。長期連休で病院がどこも休みな時にワンコが体調を崩してもこれがあれば大丈夫!前と比べると定期検診以外で病院にお世話になる頻度がかなり減ったような気がする。めちゃくちゃ有り難いです。
肝臓の病気があるわんちゃんに使用する際は慎重に行った方が良いです。うちの子は以前肝臓を患った事があるので、薬を持っていき獣医と相談した上で使っています。正しく扱えばこれほど応用力のある薬は無いと思います。
最近は人間だけじゃなくって動物もアレルギーを持っている子がたくさんいるよね。アレルギーや体質のせいでマクロライド系抗生物質にうちの子は過剰に反応してしまいました><。うちの子みたいに向かない子もいるかも。
ピモジト成分が含まれている薬とアジーは相性が悪いので併用は禁止。何か併用する場合は獣医に聞いてからがベター。うちの知り合いのブリーダーもアジー使っているよ。犬の数が多いからこれがあると便利なんだって。
・病院が長期連休でやっていない
・病院が愛犬の負担になっている
・ちょっとした風邪程度だから家で何とかしたい
・多頭飼いだから費用を抑えたい
上記以外でも病院に連れて行くと思わぬ病気を待合室でもらってしまう事もあるので、愛犬の病状の程度によってはこういった選択も良いかもしれません。
いざという時の為にアジーを常備薬として置いていると安心ですよね。