犬のノミアレルギー性皮膚炎

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【症状】痒みと脱毛と小さな発疹

ノミの唾液や糞がアレルゲンとなって、アレルギー反応を起こす皮膚炎です。
かゆみや脱毛、皮膚が荒れたり小さな発疹(ブツブツ)ができたりします。

その痒さから犬が擦り付けたり噛んだりするため、その部位はさらに傷がひどくなって膿皮症になったりします。

【原因】ノミの唾液がアレルゲンに

ノミが犬の皮膚上で唾液や糞をし、それがアレルゲンとなって過剰な免疫反応を起こすアレルギー反応となって表れるためです。
アレルゲンとの接触後30分ほどで現れるI型アレルギーと、数時間以上かかって表れるⅣ型アレルギーに大別されます。

アトピーや食物アレルギーを持つ犬はノミアレルギー性皮膚炎を発症しやすく、また1度アレルギー反応を示した犬はノミが寄生するたびにノミアレルギー皮膚炎を一生涯発症します。

【治療】アレルギーやかゆみを抑えてノミを駆除します

アレルギー反応を抑える薬や、かゆみを抑える薬を投与します。

ノミの駆除として錠剤の経口タイプまたは肌に落滴する液体タイプを使用します。
どちらのタイプでも駆除の効果は同じ程度ありますが、それぞれにメリットやデメリットがあります。

経口タイプのメリットは効き目が早い、体のどこに寄生していても効き目が変わらない、犬の体を洗っても効果は変わらない。
逆にデメリットは薬効が血液中にあるため、血液を吸われないと効き目がない、血を吸われることによる皮膚炎やノミの糞や唾液によるアレルギー反応が起こる、またノミが他の病原体を媒介する恐れがあると言うことです。

液体タイプは皮膚に直接垂らすため、メリットとしてはノミが血を吸う前に駆除ができる、皮膚炎になる恐れが低い、アレルギーも出現しにくい、ノミに刺されないことから他の病原体を媒介されないと言ったものがあります。
デメリットとしては効き目が表れるまで時間がかかる、垂らす位置から離れている部位だと効果がやや低くなる、犬の体を洗うと薬効が流されてしまい効果が少なくなる、などがあります。

【予防】犬に寄生したノミだけでなく生活空間のノミも駆除しましょう

ノミの駆除薬を定期的に使用することで予防できます。
その際には成虫だけでなく卵やさなぎ、幼虫にも効果があるタイプを選ぶとより効果的となります。

また治療・予防の共通項として掃除機を丁寧にかけて、ダニの成虫から卵までを生活空間から無くす努力が必要です。
完全に無くすのは困難ですが、日頃からの努力で数を少なくすることは可能でしょう。

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