犬の糸球体腎炎

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糸球体腎炎とは、腎臓内部の糸球体が炎症を起こしている状態のことを指します。

糸球体とは毛細血管の塊で血液をろ過する役割をしていますが、その働きが悪化すると血液中に老廃物が残ったままになってしまいます。

6~7歳のイングリッシュコッカースパニエル、ブルテリア、ミニチュアシュナウザー、ミニチュアダックスフント、ビーグル、プードル、ゴールデンレトリバー、ロットワイラー、バーニーズ・マウンテンドッグ、ドーベルマン、サモエドなどに多く見られる病気です。

【症状】初期は無症状、タンパク尿がみられることが特徴

初期には大きな異変がありません。

元気がなくなったり体重が減少したりします。
タンパク尿があることが特徴です。

むくみや腹水が溜まったり、高血圧が原因で眼底出血、網膜剥離などの目の異常も見られます。

口臭がアンモニア臭になったり、口の中に出血があることもあります。
尿毒素が溜まるため濁った尿や、ねばねばしたものが尿に混じっていることもあります。
それらが溜まりすぎると吐き気や嘔吐が起きるようになります。

【原因】ウイルス感染や、他の病気が関係している

フィラリアのような寄生虫、毒性化学物質、ウイルスや細菌に感染すると免疫反応を引き起こします。
そうすると糸球体に障害が生じます。

他にも、フィラリア症、ライム病、子宮蓄膿症、犬伝染性肝炎、リンパ腫、リンパ球性白血病、すい臓炎、クッシング症候群などの病気が関連していることもあります。

サモエド、ブルテリア、イングリッシュコッカースパニエルなどの犬種は遺伝が関係していることが分かっています。

【治療】原因となる他の病気の特定や対症療法

発症の原因と考えられる病気を特定します。
特定できたらその病気を治療します。

腎不全を併発していることがあるのでその治療も行います。

症状を軽くするためホルモン剤を投与したり、尿の量を増やし血液中の老廃物を体外へ排出するため輸液を投与したり、血液透析療法が施されます。
原因となる病気が見つからない場合や、それらの治療を行っても改善されない場合は腎不全の治療を中心に行います。

食事療法によって塩分やタンパク質の摂取量を制限することも必要になります。

【予防】病気の予防のため定期的な検査をする

残念ながら糸球体腎炎を予防する明確な方法はありません。
糸球体腎炎は他の病気が原因となっていることがあるので、それらの病気を予防することが大切です。

食事管理や運動管理も必要です。
血液検査や尿検査による定期検査をしたり、普段から尿の回数や量、色などをチェックしておきます。
異常が見られたならすぐ病院を受診しましょう。

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