犬の熱中症(熱射病、日射病)

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【症状】体温の上昇、パンティングが起こる

熱中症の症状には、息が荒くなる、ぐったりする、尿・便の失禁がみられます。

体温が41度以上に上昇し、激しいよだれを流し、パンティング(あえぎ)があればまず熱中症(熱射病、日射病)を疑いましょう。

【原因】夏場に多く、気温や湿度の高いところでの運動により起こる

熱中症は、気温や湿度の高いところで激しい運動をしたり、屋外で長い時間、直射日光を浴びていたり、高温で換気不十分の場所に閉じ込められていたりすると起こります。
熱中症には、日射病と熱射病の2つにわけられます。
高温多湿で換気のよくない場所に長時間さらされたり、暑い環境下での運動により熱の放散が不十分となって、体温が上昇した状態を「熱射病」と呼びます。
炎天下で直射日光を浴び続けて発病した場合を「日射病」といいます。
日射病では、上昇した脳温が体温調節中枢の機能を低下させるので、さらに上昇するという悪循環の結果、より急激な体温上昇を招きます。

どちらの病気も高温下での高体温と突然の虚脱を主症状としますが、実際上の区別は難しく出来るだけ早期に体温を下げることが大切になります。

【治療】全身に冷水を浴びせたり、体温の低下を目指します

熱中症は的確な判断と早急な対処が予後を左右することになる疾患です。

応急処置として、まず意識があるかを確認します。
意識がある場合、涼しい場所に移動して飲みたいだけ水を与えます。その後体温を測り、温度が下がり始めたら病院へ向かいます。
体温が下がらない場合や、意識がない場合には水をかけたり水風呂に入れたりして体温を下げます。
このとき期間に水が入らないように注意しましょう。
状況を見ながら30分以上続けます。
その後動物病院へ向かいます。
その時に小型犬であれば、水の入った容器につけたまま移動します。大型犬であれば、タオル等でくるんだ氷のうを血管の流れが多い脈がふれる場所(頭部、頸部、後肢のつけ根)に当てて体温上昇を防ぎながら向かいましょう。

【予防】風通しの良い涼しい場所を用意する

室内犬、室外犬ともに気温の上昇に注意して風通しのよい場所を確保出来るようにします。

室外での飼育では日陰を作ってあげましょう。
室内での飼育では、外出時にもクーラーや扇風機で室内の温度が上がらないようにしましょう。

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