犬ジステンパーウイルス感染症

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犬ジステンパーウイルス感染症とは犬ジステンパーに感染することにより発症する、死亡率と伝染性の高い病気です。
感染すると1週間ほどで全身のリンパ節に広がるため呼吸器や消化器、神経系に深刻な影響を与え、回復できたとしても神経に後遺症が残ることもあります。

ワクチンを接種していない1歳未満の子犬や免疫力が弱っている老犬は重症化しやすく死に至る危険もあります。

【症状】発熱、くしゃみ、鼻水、嘔吐や下痢、悪化すると麻痺やけいれんが生じる

4~6日の潜伏期間の後に症状が現れ始め、発熱、くしゃみ、鼻水、咳などの風邪によく似た呼吸症状が起こります。
初期の症状は軽いものが多く、免疫力の高い成犬はこのまま治ってしまうことがありますが、免疫力の弱い子犬や老犬はウイルスを撃退しきれないため食欲がなくなったり嘔吐や下痢、血便などの消化器症状が現れます。

次いで結膜炎、角膜炎、目やに、体重の減少や呼吸が荒くなるなどの症状が見られます。
さらに悪化するとジステンパーウイルスが神経系にまで侵入し脳炎を起こすため、チック症状、震え、けいれん、麻痺などの神経症状を発症します。
鼻や肉球の皮膚が硬くなるハードパッドと呼ばれる症状が見られます。

病気から回復しても、失明や神経症状、などの後遺症が残ることがあります。

【原因】犬ジステンパーウイルスが目や口から侵入し感染することで発症する

犬ジステンパーウイルスが鼻や口から侵入しそれに感染することで発症します。

すでに感染している犬のくしゃみなどの飛沫を空気と一緒に吸い込んで感染したり、感染している犬の使ったブラシやおもちゃ、食器などから間接的に接触することで感染したり、感染した犬の鼻や口に触れたり、噛まれたり舐められたりする直接的な接触で感染します。

【治療】二次感染を防ぐための治療、対症療法が主となる

犬ジステンパーウイルス自体に有効な治療法はなく二次感染を防ぐため、抗菌薬や抗生物質、副腎皮質ホルモンなどを用いて治療します。
麻痺やけいれんなどの症状が出ている場合は抗てんかん薬や鎮痛剤などを用います。

嘔吐や下痢を起こしているならそれら防ぐ薬を投与します。

免疫力を高めるために点滴などをして体内で抗体を作ることが必要です。
感染してしまった場合、他の犬への感染を防ぐため接触を避け、隔離します。

【予防】ワクチン接種をすることで確実に予防できる

一年に一回のワクチン接種をすることでほぼ100%予防できます。

免疫力が弱いと重症化しやすいため、普段から免疫力を高めるようにすることも大切です。

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